前回は、紫外線がお肌に与えるダメージについてお話しました。
お肌が受けたダメージは、いずれシミ、シワ、たるみとしてお肌に現れるわけですが、
どれだけダメージを受けたのか目に見えないですし、実感がないのでケアも手探りという方も多いのではないでしょうか?
本日は、この夏一度はトライしてもらいたい、スペシャルケアをご紹介します。
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◆◇ 夏のスキンケアに+酒粕? ◇◆
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スーパーの豆腐売り場などで見かけるので手軽に買えますが、食べるのは苦手な人も多いですよね。
酒粕は、日本酒を作る工程で出る、まさに「搾りかす」。
でも、「かす」として捨てるのは勿体無いくらい、お米の有用な成分がたくさん含まれています。
タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などですが、特に、美肌に役立つ成分が豊富です。
他にも・・・
・遊離リノール酸
・フェルラ酸
・コウジ酸
・アルブチン
・グルタチオン
どれも抗酸化作用やメラニンの生成を抑制してくれるなど、紫外線ケアにぴったりな成分がたくさん含まれています。
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◆◇ 実践酒粕パック ◆◇
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・*・* 作り方 *・*・
酒粕は、ブロック状の硬いもの、クリーム状いろんなタイプがありますが、パックを作るには、
結局お肌に負担のないよう塗れるような柔らかさにするというだけです。
私は、厚手のビニール袋に酒粕と精製水をいれてモミモミして、先を切って絞り出す方法でやっています。
・*・* 使い方 ・*・*
顔全体に塗ったら、通常5分ほどで乾くのですが、私はあえてパリパリに乾く前の3分ほどで流します。
というのも、完全に乾くと洗い流すのにゴシゴシこすることになり、肌への負担が大きいからです。
使い終わったら、また、新しい袋に入れて冷蔵庫で保管。
次に使うときは、また、先を切って絞り出します。
1回に、2~3回分しか作らずそれを1週間で使います。
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◆◇ 酒粕パックQ&A ◆◇
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酒粕をお肌に使うにあたって、注意したいことなどをQ&A形式でご紹介します。
Q1.酒粕の選び方は?
A. 成分表示をみて、添加物の入っていない純粋な酒粕を選んでください。
Q2.アルコールの肌への影響は?
A. 酒粕にはだいたい8%程度のアルコール分が含まれ、これが刺激となる方もいるかもしれません。
また、その他のタンパク質によるアレルギーの心配もあるので、必ずパッチテストしてから行ってください。
ただ、アルコールは、化粧水などにも10%前後は含まれているので参考まで。
気になる方は、加熱してから使う方法もありますが、加熱すると成分が変わってしまうので、私は加熱せず使っています。
Q3. 酒粕パックはいつしてもいい?
A. パックは角質を柔軟にさせる働きがあります。
朝行うと、紫外線ダメージからのバリアが弱まってダメージを受けやすくなります。
夜行った方がいいでしょう。
酒粕パックで柔軟になったお肌の後には、Deoxeeホワイトモイスチャーローションでしっかり保湿を。
紫外線対策の基本、毎日のセラミド補給、保湿は、この1本でパーフェクトです!