エロい絵の展覧会、それがEROIEでした。
こんにちは、絵描きの立澤香織です。
1/25〜2/6まで原宿のギャラリーで展示をしていましたが、おかげ様で盛況のまま幕を閉じる事ができました。
「EROIE」というタイトルの意味は、まさにそのまま「エロい絵」のことでした。
私は展示直前まで、てっきりフランス語とか何かで「EROIE」という言葉があるのかと思っていました。。。
今回「エロ」や「セクシー」というテーマでのグループ展示に呼ばれて、改めて考えてみたエロについて。
私は、普段から女性を描き、その体の線や仕草に興味や美を感じて描いているので、裸や、最近では透け感を大事に描いてはいますが直接「エロ」を描いているわけではなく、改めて「エロ」と言われた時に、実はどう表現しようかと悩みました。
人の目にはどのように写ろうとも、私の中では、裸を描く際に女性の色気というものを考えて描いていますが、エロを意識して描いた事はあまりなく、またそのエロいと認識する部分の境目がとても曖昧なので、観た人の半分くらいの人から「エロい絵だね」と言われる絵でも、自分では案外無自覚だったりします。
でも、そんな中、今回展示した6枚の絵は、ちょっとだけ、その中の半分だけ男目線でエロを考えて描いた絵だったりします。もう半分は、自分ではそんなにエロいとは思わないのだけど人から見たらエロいかも…というくらいで、メインはやっぱり線や仕草や色だったりします。
なので、全体的に「爽やかなエロ」に仕上がったのではないかな、と思います。
オープンな明るい所で見れる、柑橘系のいい匂いのするエロ。
私が本気で考えるエロは、もっとどんよりジメジメ暗闇にありそうな感じでもあるし、パッと目に眩しいくらいに鮮やかなような気もするし、隙間から覗くような堂々と見ちゃいけないようなモノ。
そして、いい匂い、というよりも一瞬「うっ」と咽せ返るような濃い匂い、寧ろ臭いくらいの香りが漂う感じが本気の「エロ」のイメージかもしれません。
そしてそれは、そう簡単に人に見せるようなものではないもの。
そっちのイメージは今回出せずじまいでしたが、今回の「EROIE」展のお話を頂いたときに浮かんだイメージの方を描きたくなったので、このような絵となりました。
そうと決めたら爽やかだろうが、エロはエロ!
6人の娘たちを匂い立つような色気を込めて、目元、口元を描いて、皆さまに目線で挑発、悩殺してもらいました。
写真越しでもズキュンときてもらえたら嬉しいです。
展示は終わってしまいましたが、自分自身の成長によって無意識に「エロい絵」も変わっていくのかと思うと楽しみでもあります。
次回がもしあるならば、もう少し暗く内面的な部分も出せたらな、と思っています。
目を逸らしちゃうような、でも薄目で見ちゃう、目隠しした指の間から覗いちゃうみたいな、エロい絵を!
でもやっぱり恥ずかしくって描けないかもしれません。その時になってみないとわかりませんね。
最後に、今回の展示に寄せたコメントを載せて「エロとは、、、女の子は誰でも持ってるモノ」
エロと女の子の謎は深まるばかりです。