瀬川あずさです。
早いもので、もう師走。
2013年も残すところあと少しとなりました。
何かと慌ただしい時期ではありますが
悔いのないよう、1日1日を大切に過ごして
いきたいものですね。
さて、そんな年末にご紹介したいのが
来たるお正月におせちと共に楽しみたい、
「甲州」ぶどうを使った日本ワイン。
甲州は、日本を代表するブドウ品種のひとつ。
醸造方法にもよりますが、
甲州で造るワインは、心地よい柑橘の
ニュアンスと独特の旨みを持っていて、
軽やかさの中に奥深みが感じられます。
そんな甲州を使ったワインの中でも、
今回特にオススメしたいのがコチラ、
日本の伝統品種、甲州種を追求し続けている
中央葡萄酒の「グリド甲州」です。
「グリ」というのはフランス語で「灰色」を意味していて、
甲州ブドウのグレーがかった薄紫色の色調を
イメージさせてくれます。
注がれたワインをよくよく見てみると、確かに、
透明感のある澄んだ色調の中に、ほんのり
グレーのニュアンスが感じられるから面白い。
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香りは柑橘やカリンに加え、仄かに白コショウを
思わせる繊細で独特なアロマが感じられます。
口に含むと、ふくよかな果実味を凛とした酸が
引き締めていて、バランスのとれた味わい。
そして余韻に滋味深い旨みがじんわり広がってゆくのです。
まさに、甲州の持つピュアなエキスがキュっと
凝縮されているかのよう。
和食はもちろん、様々なお料理と良く馴染むので、
色々な食材を楽しみたいお正月シーズンには
重宝すること間違え無しですね!
さて、そんな我が国の伝統的な節目の日に活躍しそうな
「グリド甲州」ですが、実は日本のみならず
海外でも評価が高く、注目を集めているのです。
今年の9月に開催された、アジア最大級のワインコンクール、
Decanter Asia Wine Awards(DAWA)2013においても
ゴールドメダルを受賞したのだとか。
先日椿山荘で開催された「日本ワインサミット」でも
グリド甲州が出品され、その味わいを堪能しました。
同社の醸造家の三澤彩奈さん。
ワイン造りの話をすると、彼女の甲州ワインに対する
誇りと愛情が伝わってきます。
日本が誇る「甲州」がもっと世界に愛されるようになる
ことを願いながら…… 2014年の幕開けは
「グリド甲州」をたっぷり味わいたいと思います。